夜行バスの個人的な意見
まず、バスを選ぶ際には、個人的にトイレが車内にある車種をお勧めします。
トイレがある車種ですと、消灯後は途中乗務員の方が休憩する為にSA、PAで停車する事があるものの乗客の出入りは無く静かですので、起こされるタイミングが減ります。
また、稀にですが、突発的な事故等により交通規制が行われた結果、到着時刻が数時間単位で遅れる事があります。
多くは迂回路を使用するので大した遅れとならないそうですが、多発事故で複数のルートが通行規制された場合、迂回路に車が集中して渋滞が発生してしまう事もあります。
私が経験した中で最大の遅延は4時間遅れでした。
その事からも、車内にトイレが無い車種はできれば避けた方が望ましいと思うのですが、予算の都合上選ばざるを得ない時は、水分摂取を控えたり、休憩時に必ず行っておく必要があるかと思います。
頻繁にトイレを利用する事は無い方、休憩時に外に出たい方でしたら、トイレ無しの車種も選択の1つに入れても良いかもしれません。
次に、リクライニングシートを倒す際ですが、後ろの席に乗客がいる場合、車内消灯がアナウンスされてから、声を掛けて倒すようにするとお互い気持ち良く過ごす事が出来るかと思います。
声を掛けにくい、気兼ねなく席を最大限に倒したい場合、乗客が全て乗車しても車内に空席があれば、運転手さんに相談すると移動できる事もあります。
最後に、「車内に備え付けが無い場合」持って行くと良い品についてです。
空気を入れて使用するタイプの枕と腰に当てるクッションは必須です。
長時間座っているとお尻が痛くなる方は、お尻用のクッションも併せて準備を。
持ってきたけど要らなかった時より、持ってこなかったけど必要だった時のデメリットの方が大きいです。
(トイレ休憩で立ち寄るSAによっては、販売している事もあります)
明るいと眠れない方は、アイマスクがあった方が良いかと思います。
トイレ休憩時に少し明るくなったり、眠れずこっそりスマホをいじっている方がいたり、読書灯を付けている方がいたりと、意外と光が目に入ってくる機会があります。
静かでないと眠れない方は耳栓もあると良いですが、ボリュームを抑えて行われる車内アナウンスが聞こえない可能性もあり、個人的には音が気になって眠れない状況になってから使うものだと考えています。
旅先で歩き倒す予定の方は、朝になると足が浮腫み、靴が入らない恐れがありますので、ある程度靴幅が調整できる靴や、あれば弾性ストッキングを持参されると良いかと思います。
また、折り畳めるスリッパもあると便利です。
あと、ブランケットの無いバスが今時あるかどうか分かりませんが、空調が今一つ効いていない、或いは効き過ぎているという事もありますので、万一無い場合は必携です。
それに加えて、個人的には、ペットボトル飲料と、食べやすい軽食を毎回持参しています。
飲料を用意するのは、ドリンクバーがある車種でも、そこまで取りに行くのが面倒だったり、二人席の窓側だと、取りに行くのに気が引ける事がある為、軽食は我慢できないような空腹時にお腹が鳴る事を防止する為で、用意していても食べない事もあります。
なお、これは夜行バスに限った事ではないかもしれませんが、車内で臭いの濃い食品、及び開封時や咀嚼時に大きな音がする食品を食べるのは、周囲に迷惑をかける恐れがあるので避けた方が賢明です。
私自身はゼリー状の飲料や、バターロールのような数口で食べられる軽食パンを2つに切ってラップで包んだものを用意する事が多いです。